クリック数だけではアドセンスは稼げない
アドセンスが日本に上陸してから6年ぐらい経過しています。その間、アドセンスで稼ぐための、グレーゾーンノウハウから真っ当なものまで、様々なノウハウが流布していきました。
私がアドセンスを始めたおよそ4年前、とにかくクリック数さえ上げればアドセンスは稼げるとしたノウハウが主流だったと記憶しています。
つまり、「どんな方法でも訪問者にクリックさえさせればアドセンスは稼げる」
このような考え方が趨勢を占めていました。
しかし、アドセンスで稼ぐにはそうでないことがわかってきました。アドセンス自体がポリシーを変更してきたということもあると思います。
「効果的なアドセンス掲載位置はどこか」でもお話ししていますが、もはやただ闇雲にクリック数を稼ぐこととアドセンス報酬を増やすことは比例していません。
もっと、トータルで見て効率的に稼ぐことを考えていかなければ、アドセンスでは稼ぐことが難しくなってきています。
これは、どういうことか?
それは、クリック単価の問題です。
アドセンスで稼げない決定的な理由は、今やクリック数よりもクリック単価の方に原因があるのです。そのためのキーワード選定だし、そのための効果的な掲載位置でもあるのです。
アドセンスが他のコンテンツマッチ広告より優れている理由のひとつに、「クリック単価がケタ違いに高い」というものがありますが、この特性を生かさない手はありません。
よく考えてください。ワンクリック8円を100回と、ワンクリック200円が4回・・・これで同じ800円です。この格差、同じキーワードでもよくある話なのです。
いかに、クリック単価を無視してクリック数だけに力を注ぐのが愚かなことか。
おそらくですが、アクセスがそこそこあるのに月1万円稼げない方は、1クリック10円以下ばかりだと思うのです。 そして、稼いでいるサイトは、クリック率も高いのでしょうが、クリック単価が高いサイトでもあるのです。
こんなに差が出るのはどうしてなのか?実は、グーグルが決めているのです。
アドセンスは「スマートプライシング」を導入している
2005年の「Inside AdSense」のエントリーです。まだ日本版が出る前なので英文です。
The facts about smart pricing
We've noticed a lot of talk recently about the phenomenon commonly referred to as 'smart pricing'. There are some misconceptions out there about this, so we wanted to provide a few facts about smart pricing and how to ensure you're maximizing your revenue. 1. Many factors determine the price of an ad More than conversion rate goes into determining the price of an ad: the advertiser's bid, the quality of the ad, the other ads competing for the space, the start or end of an ad campaign, and other advertiser fluctuations. 2. Clickthrough rate doesn't affect advertiser return on investment (ROI) The percentage of clicks that convert for an advertiser is the most important factor in an advertiser's ROI, so it's not only possible, but common, to have a low CTR and a high advertiser conversion rate. It's also possible to have a high CTR and a low conversion rate. Don't remove the AdSense code from your site just because it has a lower CTR - it may be one of your best converting sites.
引用元:「Inside AdSense The facts about smart pricing」
このエントリーは「スマートプライシング」という概念について述べています。
「スマートプライシングの真相」
私たちは最近、一般的に「スマートプライシング」と呼ばれている現象に関して話題になっているのに気付きました。 これに関していくつかの誤解があるので、アドセンスが「スマートプライシング」と、どうすればあなたが収入が最大限になるのかについて、いくつかの真相を提供したかったわけです。 1. 報酬額の決定には広告の成約率以外にも多くの要素があります。 それは、広告主の入札状況、広告クオリティー、特定のスペースでの競合具合、広告キャンペーンの始まりか終わりか、他の広告主の入れ替わりなど。 2.クリック率はクリック単価に影響しません。 広告主の成約率が最も重要な要素であるので、クリック率が低くても成約率が高いということは、まったく普通のことであり、裏を返せば、クリック率が高いから成約率が低いということもよくあることです。 だから、クリック率が低いからといってサイトからアドセンスコ-ドを外さないでほしいです。もしかしたら、そのページは成約率が良いかもしれませんから。 以下、省略
アドセンスは「スマートプライシング」という概念を導入していることがわかります。
スマートプライシングとは、効果測定により個別に報酬額を設定できる機能であり、今では多くのASPでも導入している概念です。
一定のコンバージョン数を取ればボーナスがもらえるとか、コンバージョン率の高いアフィリ・サイトには単価を上げるとか、よくありますよね?あれですよ、「スマートプライシング」って。
アドセンスの広告主である『AdWords』を利用されている、あるいは、利用されていた方ならお分かりだと思いますが、自前の広告を、URL単位でシャットアウトできる機能があります。
確か、URLごとのコンバージョンを測ることもできたはずです。自前の広告がどんなサイトに掲出されているかもわかる仕組みになっていたと記憶しています。
ようするに、アドセンスサイトは、広告主に見られているってこと。
2007年の末頃にアドセンスのクリック単価が下がったという話題がありましたが、これはGoogleでクリック単価の基準を見直したことによって起こった現象のようです。
このように、Googleは広告主に利益をもたらすサイトとそうでないサイトで分けています。
このサイトでも何度も繰り返していますが、アドセンス・プログラムには「すべては広告主の利益のために」という哲学があります。
だとすれば、単にクリックだけされて徒に広告料を奪っていくサイトを冷遇し、広告主に「商品・サービスの成約」という利益をもたらすサイトを厚遇するというのは、きわめて合理的な考え方だと思います。
どうすればクリック単価は上げられる?(下げられない?)
やはり、コンバージョンを上げることを考えるしかないでしょう。そのためには何が出来る?って話ですが。
まずは、「なんとなくクリック」、つまり、クリックの誘導やコンテンツと偽るような掲載を改めて、広告として効果的な掲載を推奨します。
当然にサイトとアドセンスのコンテンツ・マッチは前提の話ですよ。
そして、クリック単価が高いキーワードを選定するべきです。
このくらいしか考えられないですかね・・・って実は、この点について、あることを提案しています。
コンバージョンを高める方法、クリック単価を上げる方法・・・どちらも同じようなことですが、とにかく、Google自身が提案しています。
それは、次のページで。
アドセンスは、広告主保護のために「スマートプライシング」という概念を導入している。この「スマートプライシング」は広告主に利益を与えるサイトとそうでないサイトを区別しており、この恩恵を与るには成約率を高めなければならない。
