宅建の難易度はどうなんだろうか

宅建(宅地建物取引士)試験って、果たして難しい試験なのでしょうか?気になりますよね?そこで宅建の難易度について、いくつかの面から考察してみたいと思います。

合格率から見てみる

宅建の合格率ですがどのくらいなのでしょうか。「宅建試験合格の条件とは」にもあるように、公表の合格率は15~17%です。100人受けて15~17人しか合格できない試験。

但し、実際の、「勝負できる」受験生の合格率はもっと高く30%程度はあると思います。10人受けて3人は合格できる試験。うん、決して高いとは言えないけど、これなら行けそうだと思える合格率ではないでしょうか。

国家資格の試験というもの、こう言っちゃあなんですが、公表合格率で見れば一桁というものが多いです。15~17%という合格率は、国家資格試験の数字としては間違いなく高い方。

もっとも「手軽な」法律資格試験

宅建は、「法律資格の登竜門」とも言われています。「宅建ってどんな資格・試験なの?」にもあるように、行政書士や司法書士、はたまた司法試験と言ったような、法律資格試験合格を目指している方にとっての「出だしの一歩」という側面もあります。

どういうことかというと、法律資格試験では最も難易度は高くない試験とも言えます。そういう意味では、最も「手軽な」法律資格試験と言えるでしょう。

独学でも合格できる?

以上のように、国家資格としては合格率も高くないし、法律資格試験の中では最も受けやすい試験であるといえると思います。


「じゃあ、独学でも大丈夫かな?」


こう考えられてる方も少なくないでしょうね。実際、独学でも合格は可能だと思います。少なくとも、行政書士や司法書士よりは独学学習でも合格できる可能性は高いと思います。

可能だが、一発合格となると・・・

ただ、一発合格となると、初学者では難しいと思います。仮に、1年間勉強したとしてもです。合格できる方もいらっしゃるでしょうが、きっと1割にも満たないでしょう。そこまで甘い試験ではないです。宅建は。

初学者が独学で一発合格が難しい理由

初学者とは、それまで法律の学習を本格的にしたことがない方のこと。宅建の勉強で初めて法律の勉強をするという方です。

一般論として考えてみて頂きたいのですが、未知の国家資格を取得するために、合格に必要な実力、独学でどこまで付けることができるか想像できるでしょうか。試験は年1回ですので、長くても1年で、です。

勝負できる受験生が受験しても落ちる人が多い試験に合格できる実力が初学者で1年で付くかどうか、客観的に考えてみてください。いつかは合格できると思いますが、一発合格では難しいと思いませんか?

仕事で宅建士資格取得ということが必要に迫られている方だったら、是が非でも一発合格したいはず。悠長に「いつか合格できればいいや」なんて方はいないのではないでしょうか?

宅建士資格を持っていると就職に有利なんて業界に行きたい方だったら、就活前に資格取得しておきたいでしょう。だったら、年1回しか実施されない宅建には一発合格したいんではないでしょうか。

合格者たちはどんな受験生か

「宅建試験合格の条件とは」でお話しているように、宅建試験は相対評価であり、ライバル受験生たちよりもより良い成績を取る必要があります。その受験生たちのことを考えてみましょう。

もちろん、まず、行政書士試験などのドロップアウト組は一定数いると思います。行政書士試験がダメだった受験生ですね。どういう経緯できたのかはわかりませんが、確実に言えるのは法律学習中上級者って事。ライバルとしては手強いですよね。

また、実務経験者です。金融・建設・不動産、こういった業界での宅建士資格の需要が高まっていると言いましたが(「宅建ってどんな資格・試験なの?」参照)、この中には実務経験がある方も少なくないはず。ただ資格がないってだけでね。

もちろん、実務者が受験したからって確実に合格できるというものでもありませんが、有利であることは言うまでもありません。独学初学者にとっては、こちらもかなり手強いライバル足り得ます。

どうでしょう、こういったライバル受験生と同等ないし上まわる点数を取らなければならないのです。初学者が独学で一発合格を取れそうでしょうか?真実は知る由もありませんが、初学者で一発合格した方は合格者の1%もいないでしょう。間違いないと思います。

早く合格したいのなら、可能な限り早く合格可能な実力を身に付けること。初学者の独学ではそれはかなり困難だと思います。